広島平和記念日
2017.08.07|松田 健
昨日は、8月6日でしたね。
私が通っていた市内の小学校では、毎年8月6日は登校日になっており、被爆者の方の話を聞いたり、記録映像を見るなどの平和学習が行われていました。
ところが、今年から8月6日は登校日ではなくなるそうです。どうやら教員に関する権限が広島県から広島市に移った関係で、8月6日を休日とする広島市の条例が教員に適用されることになったため、8月6日に職員が執務を行うことができない、というのがその理由のようです。
しかしながら、そもそも広島市が8月6日を休日にしたのは、原爆で亡くなられた方を追悼し、2度と同じ過ちを繰り返さないという決意を新たにするためだったのではないでしょうか。
それにもかかわらず、その休日があるために、子ども達が8月6日に平和学習を受けられないというのは本末転倒以外の何物でもないと思います。
ほかの日に平和学習を実施すればよい、という意見もあるようですが、平和学習は8月6日に行うからこそ意味があるのです。
広島に生まれ育った人間には、原爆の悲惨さを後世に伝え、世界平和を実現させる使命があると私は考えています。
運用を改めるのか、条例を改正するのか、いずれにしても早急に8月6日の登校日を復活させて欲しいと思います。