荒れる「士」業
2017.11.20|吉村 友和
先日、札幌市内で、目的地までの運転経路をめぐり、タクシーの運転手に行き先が違うとか、こんな道は通らないとかと言い、キレてタクシー内の防犯ボードなどを蹴って壊すなどしたお客さん。
タクシーのドライブレコーダーにその言動が記録されていました。
ニュース映像を見た感じの暴れ方では、「タチの悪い酔っ払いだなあ」としか考えていませんでしたが、実は弁護士だったということで、驚いた方も多かったのではないかと思います。
結局、この弁護士は暴行と器物損壊の容疑で書類送検されたということで、このニュースがもっと取り上げられて世間の注目を集めるかと思ったのですが、もっと衝撃的なニュースが飛び込んできました。
日馬富士の貴ノ岩に対する暴行
最近は、連日、朝から晩まで、このニュースでもちきりな気がします。
暴行に至る経緯であるとか、ビール瓶を使って殴ったかどうかとか、当事者やら関係者の言い分が食い違うところがあるため、色々な憶測が飛び交うところです。
ただ、力士がビール瓶を使って殴ろうが、素手で殴ろうが、一般人の感覚では生命の危険を感じます。
相撲については、若貴ブームの頃はよく見ていましたが、最近は見ていませんでした。
若乃花がアメフトに挑戦したり、曙がK1に挑戦したり、朝青龍がサッカーしたりと土俵外での出来事には注意を惹かれました。
この事件では、親方となった貴乃花が再び注目されだしたというところに、時代の流れを感じました。
この事件がどう終結するのか、相撲協会がどう動くのか、気になるところです。
この事件の陰に隠れてタクシー事件もどうなるのか気になります。
今回は、弁護士も力士も「士」がつく職業ということで、気になる話題を取り上げてみました(もっとも、力士は一般的にいわれる「士業」とは違うようですが)。
以 上