「阪神淡路大震災から27年~災害相次ぐこの頃」
2022.01.18|甲斐野 正行
今日1月17日は阪神淡路大震災から27年目で、兵庫県各地で追悼行事が行われたとのこと。
折しも、国内ではオミクロン株により新型コロナが第6波という感じですし、トンガでは海底火山が大噴火を起こし、津波が太平洋沿岸各地に及び、日本でも、岩手県などに津波警報・注意報が出ました。
日本では、今回の津波警報・注意報に対して、とりあえず避難をされた方が多かったようで、2011年の東日本大震災の経験がまだ活きているように思われますが、海外ではそこらへんの危機意識が低いようで心配です。
トンガでは情報が途絶していて、被害の詳細が不明ですが、阪神淡路大震災のときも、発生直後の朝方に、テレビをつけてニュースをみたときも、情報がなかったため被害状況がよく分からず、その後時間を追って被害の大きさが判明し、呆然としたということがあり、妻ともそのときのことを思い出して話したところです。
邦人被害もよく分からないようですし、海底火山が今日午前に再び大規模な噴火というのも誤報という話もありますので、引き続き様子を見ていくべきですね。
また、トンガでの新型コロナの状況はよく分からないのですが、被災者の避難所生活ということになるなら、クラスターが発生しやすくなり、感染者も大きく増えるおそれがあります。
加えて、地震とは異なって、火山の噴火ということですので、この大噴火の火山灰が成層圏まで届く規模なら、30年くらい前のピナツボ山(フィリピン)の大噴火のときのように、地球規模の日照不足等となって、日本での米不足(あのタイ米騒動)のような問題が世界的に起きるかもしれません。海底火山ということで、海水が防壁となりますので、ピナツボ山のような規模にならなければいいのですが・・・。
そういう意味でも、災害に対して、国際的に多角的な連携や支援のあり方を検討するべきでしょう。
今年も阪神淡路大震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、災害に備えた体制を少しでも進めていけるようにと願っております。