ゴルフ【№2】
2017.09.19|中井 克洋
今、私は55歳ですが、司法試験に受かったのが30歳で、
弁護士になったのが32歳でした。
30代の前半に司法試験の合格年度の近い若手弁護士
たちとゴルフに熱中した時期がありました。今は亡くなった
先生も数人いますが、みんなで旅行までして遠征したことも
あり、ゴルフにはまった時期がありました。
みんな「自分の方が飛ぶんだ。」とか、「自分の○○打法
が正しいスイングだ。」とかいってワイワイ楽しくやっていました。
しかし40歳くらいになると仕事が忙しくなり、土日のどちらか
をつぶしてゴルフをするのがしんどくなりました。
外国や北海道、沖縄などのゴルフ場のように18ホールを
スルーで回れることができればよいのですが、広島など本州
のゴルフ場だとそれができません。
そのため、日中のほとんどを使ってしまい、ほぼ1日が
つぶれてしまいます。
私は土日祝日しかゴルフをしませんが、土日のどちらか
1日がつぶれてしまうと、残りの1日でじっくりと資料を読み
込んだりしながら書面を作るという作業をすることになります。
平日は電話や打合せが多くて、じっくりと考える時間が
なかなかとれないからです。
ゴルフは確かにリクリエーションですが、自分の思ったように
ならないことの方が多いので、若いころはけっこうストレスを
ためてしまうこともよくありました。
松山選手とははるかにレベルが違いますが、本当に自分に
腹がたって、涙が出そうになることもあったような気がします。
そこである日、ふと「全然ストレス解消になってないじゃん。
もうやめた!!」と思いたち、それから10年ほどゴルフを断って
いました。広島弁でいうと「はぶてた」のです。【つづく】