「東日本大震災から10年」
2021.03.11|甲斐野 正行
10年前の当日午後2時46分ころに地震が発生し、遠く離れた広島市内でもかなり長い揺れが続きましたので、とても驚いた記憶があります。
阪神淡路大震災のときは、地震直後のTVのニュースでは被害の状況がよく分からず、地震後の通電火災等により時間をかけて被害が広がった印象がありますが、東日本大震災の際は、例えば三陸では地震発生から20分くらいで津波が来襲し、あっという間に水が人や町を流し呑み込んでいく様子を報道等で目の当たりにしましたので、その衝撃は阪神大震災のときとは別の意味で大きいものがありました。
被災地では人口流出が続き、生活の再建・回復がいまだままならない方々も多い状況にあり、心が痛みます。
また、今年1月18日のブログ「阪神淡路大震災から26年~新型コロナ下で思うこと-分散避難」や2月15日のブログ「福島県沖の地震お見舞い」で触れましたように、災害の多い日本では災害に備えた体制作りがとても重要であり、新型コロナ下ではより配慮が必要な事柄が増えています。
今年も東日本大震災で亡くなられた方のご冥福と、被災者の方々のいち早い生活再建を祈念しますとともに、災害の多い我が国では、災害に備えた体制を少しでも進めていけるようにと願っております。